盤製作の安定化。これこそが盤内設計の目的です。
誰が製作しても同じ品質を得られるような簡単な配線経路、各部品の配置、中板の設計。
盤内を見て下さい、非常にすっきりとしています。また、海外拠点での盤製作の現地化を容易にしています。
2kw-55kw
1400H x 850W x 850D
11kw-55kw
2000H x 750W x 630D
88kw-116kw
2000H x 1270W x 630D
220kw-350kw
2000H x 2200W x 630D
サーボ・コントローラとドライバー、パワーアンプを全て一体化したユニット:
サーボ制御を行ううえで必要なkey-unitをone bodyにまとめ、従来比半分の容積のユニット実現により、コンパクト、シンプルな盤内配線が可能になりました。
強力な耐ノイズ性:
パワーエレクトロニクスの世界で常につきまとうノイズ問題を如何にクリアするのか?これが最大の命題でした。
まずはIGBTをスイッチングする際に発生するノイズを極少化すること、このために主回路内部経路の徹底的な低インダクタンス化を行いました。
次にそれでも少しは発生するNSD内部のノイズまたは外部装置からのノイズ侵入に対し強くなること、このために各カードを多層化しかつグランドラインを改善することで高ノイズ耐性を実現しています。
IGBT 保護機能:
IGBTブリッジ回路の短絡保護機能を搭載しているため、IGBTの破損率を最小限に抑えることができます。
サーボ制御にとって重要なのは使用するモータが低慣性であることです。
2kwから350kwまで、低慣性のLi (=low inertia) シリーズを用意しています。
2kwから15kwまでは同期モータのみラインナップし、業界でもっとも低慣性であるモータを供給します。
多機能・多軸をターゲットに開発された極めてコンパクトな高性能コントローラです。
メインのコントローラSS-mainとバス接続で合体するSS-dispはリナックスOSをベースとしたタッチスクリーン型パネルPCです。
このPCはNC-navi機能を持っており、PC機能を利用して現場のコントローラに別途PCを用意しなくても、現場で直接SS-dispにLANケーブルを繋げば、ナスコ・サービス・センターから直接SS-disp+SS-mainにアクセス可能です。
これにより本格的リモートメンテナンスが実現されます。センターの保守用モニター画面に現場で稼動している装置の中身が見えています。
SS-main+SS-dispは合体させて、192mm x 120mm x 44mm 0.7kgという超軽量コンパクトな極小サイズです。 万一の場合でも、簡単に取り付け・取り外しができて、直ぐに宅急便で送れます。予備品としてもスペースを取りません。
Wire Saving
独自開発のN-NETにより、これまで他社製であればドライバーとの間は7本以上も必要だったケーブルがLANケーブル一本で済みます。
例えばドライブ・サイドとオペ・サイドが100mも離れているような現場で、例えば3軸の制御対象があるときに、3軸 x 7本 x 100m必要だったケーブルが、わずか一本のLANケーブルで済むという、圧倒的省配線です。
しかもLANケーブル一本で32軸まで対応できます。