より効率の良いシステムを求めて製品化に励んでいます。

環境技術

ナスコは限られた地球資源をなるべく守ることに関心を払っています。我々は生産現場でのサーボ制御システムをなるべくエネルギー効率よく駆動させることによって、電力消費を極力抑え、ひいては地球環境に貢献しています。
我々は主に以下の3点において環境技術を実現しました。

省エネ型ドライブシステム
低配線インダクタンス設計と最新世代の低損失パワーデバイスを採用することにより従来比1/2の省エネルギー型ドライブシステムを実現。
コンデンサーシステム
次のページに詳しく説明していますが、一般的回生抵抗方式に比べ電力消費を60%削減するシステムを標準化。
GS-modeによる機械損失の低減
サーボ制御により機械を動かす時に、急峻な動きをなるべく減らし滑らかに機械を動かすことで、機械損を減らし省エネ効果を高めるGS-modeを標準制御として採用。これにより機械寿命を大幅に改善することが可能。

地球環境を守ることがこれからの産業システムの会社の使命と考え、より効率のよいシステムを求めて製品化に励んでいます。

コンデンサーバンク方式

コンデンサーバンク方式

機械を加減速させるナスコのサーボ制御システムにおいては、モーター加速時には力行となりエネルギーを消費し、減速時には回生となりエネルギーが発生します。
この回生エネルギーを一般的には回生抵抗器を使って放熱し捨てています。
ナスコのコンデンサーバンクは回生エネルギーを捨てずに蓄電し、力行でエネルギー消費する時に再利用するシステムです。
これは無駄にエネルギー消費せず地球に優しい環境技術であると同時に設備側の電気代節約にもつながります。

CO2排出量のシミュレーション:

110kw モータ、1日8時間、年間250日、機械効率損失25%という前提条件で年間排出量を計算すると;

回生抵抗方式: 123,750kwh = CO2排出量49.5トン

コンデンサーバンク方式: 49,500kwh = CO2排出量19.8トン

コンデンサーバンク方式の方が電力消費を最大で60%削減し、年間で約30トンのCO2排出量を削減します。

ネットワーク技術

最先端ネットワーク技術を最大活用

自社開発したオンラインサポートシステムによる遠隔試運転、不具合対応技術
自社開発したオンラインサポートシステムによる遠隔試運転、不具合対応技術
業界他社に先がけてIoT技術を利用した遠隔操作用機器を開発し、不具合対応時の効率を最大限に引き上げています。この技術により、現代社会に合ったサービスをUSERに提供しております。
社内データのクラウド管理によるデータ保護技術、および、社内業務効率向上
社内重要データをクラウドを利用し管理することで、ランサムウェア等のコンピュータウイルスによるリスクに対抗します。また、大阪、東京、韓国のデータを同期し、各拠点間のデータ共有を円滑に行うことで、作業効率を従来の方式から大幅に上げています。
リモートデスクトップを利用した若いエンジニアへの強力な教育サポート体制
若いエンジニアが安心して新しい業務にトライできるようリモートデスクトップ技術等を使用して、プログラミング等を先輩が手厚くサポートしています。例えば試運転出張時にプログラム作成業務が発生した場合でも、遠隔からプログラム作成の補助や確認が可能です。